日経エレクトロニクス No.936 の特集は「カメラ王国は永遠か」でした。
コンデジを中心としたデジカメ全般についての記事ですが、日本企業の
競争力低下を指摘した内容となっています。
いくつか面白いと思ったところをポイントしてみます。
- 世界シェアの推移からセンサーの優位性を保つことが困難であることは
明らかですが、レンズについても台湾 Asian Optical, Premier Image Tech,
Samsung Techwin らがシェアを伸ばしており、ガラス非球面の精度も十分高く
なっていること、特に Asian Optical は光学式手ブレ補正モジュールも生産
するレベルに成長していることが紹介されています。
- 旧 Kadak のカメラ設計・製造部門はシンガポール Flextronics 社に
譲渡されており、旧オリの小島佑介氏が Consumer Digital 部門 President
だそうです。「我々は特徴を出しにくい低価格品の設計・製造を引き受ける」
としながらも、「Flextronics がただ造るだけの会社なら私は入っていない」
とも発言しており、トップシェアを狙うとのことです。企業規模的には単独で
4/3 をやることも可能なのでないでしょうか。
- 米 Micron はミドルレンジの CMOS 置き換えに注力するそうで、
デジカメ市場での価格破壊が期待されているそうです。
- DSLR の EVF については 2008-2009 ごろに VGA の EVF を使ったもの、
2010ごろには HDTV 対応 EVF を使った上級機にも EVF 機が出ると記者は
予測しています。(上位機種については僕は外れる気がします)
競争分析としてはあまり成立していないという感想ですが、
勢いのある企業チェックとしては面白い記事と思います。