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タイトルパープルフリンジは収差?
記事No: 16630
投稿日: 2005/06/29(Wed) 20:58
投稿者sakura1

パープルフリンジは色収差ではないと思うのですが,何収差なのでしょうか?
軸上色収差?


タイトルRe: パープルフリンジは収差?
記事No: 16631
投稿日: 2005/06/29(Wed) 21:14
投稿者まにまに

--> sakura1 さん

> パープルフリンジは色収差ではないと思うのですが,何収差なのでしょうか?
> 軸上色収差?

パープルフリンジも色収差(CA)の一種(近紫外領域まで補正していない)と
考えて頂いて結構ですヨ。まぁ、撮像素子が近紫外線まで感度があるのが
問題と捉えることもできますが…

ちなみに軸上色収差や倍率色収差も色収差の一種です。


タイトルパープルフリンジは軸上色収差が絡んでいるのは間違いなさそうかと──
記事No: 16668
投稿日: 2005/06/30(Thu) 22:24
投稿者
URLhttp://www.geocities.jp/kaori_atusi/

--> まにまに さん

> > パープルフリンジは色収差ではないと思うのですが,何収差なのでしょうか?
> > 軸上色収差?
>
> パープルフリンジも色収差(CA)の一種(近紫外領域まで補正していない)と
> 考えて頂いて結構ですヨ。まぁ、撮像素子が近紫外線まで感度があるのが
> 問題と捉えることもできますが…
>
> ちなみに軸上色収差や倍率色収差も色収差の一種です。

 前に初心者アシさんの書いて下さった解説を探しているのですが、
見つけられなかった私──(T_T)〜。
 で、ニコンデジタル板のレンズ板上でうろ覚えの内容をはっきりさせようと
他の方と色々と実験をしたのですが、
面白いことにパープルフリンジは絞り込むと消えます。
しかも、パープルフリンジの消えた後には、今まで青いのが出ていたのと反対側に青、
同じ側には赤の色収差が残っていました。
なので、少なくとも倍率の色収差の影響は、パープルフリンジとは全く関係ありませんでした。
 もし色収差が絡んでいるとしたら、ピント位置に絡んだ物、
即ち軸嬢色収差の方だけの様です。
で、ピント位置をずらす方向でもテストをしてみたのですが、
『確実』とは言えませんでしたが、
ピント位置のズレが絡んでいる可能性があると思える程度には、
ピント位置の移動に合わせてパープルフリンジの出方が変わりました。
 近紫外線カット用のL41フィルターのパープルフリンジに対する効果を写した、
ホームページへのリンクもあったんですが、
誤差なのか明確な効果があると表現していいのかよく判らなかったんですが、
ホームページの作者はもっと沢山比較になる写真を見ているんだろうと考えると、
やっぱり近紫外線の影響なのかもしれませんね。

 以上を総合すると、軸上色収差の関係でピントが甘くなって光点からはみ出した紫外線が、
光点の周辺の青の画素を感光させて映し出されたのがパープルフリンジであると推定されます。
但し白い被写体と被った状態では青みが出ない程度の感光力なので、
絞り過ぎからくる回折の影響程度では、感光しません(これはテストで証明されました)。
 検証の為に使った画像はニコンデジタル板のレンズ板にまだありますので、
興味を強くお持ちの方はそちらをご参照頂けましたらと。

 と言う訳で、
いつも初心者アシさんが『キャノンは軸上色収差を野放しにしている』と憤慨されている原因が、
やっとこさ物理的に理解出来た様な‥‥(大汗)。
 折角前に書いて頂きました時は、
半分くらいしか理解出来ていなかった+内容を半分以上うろ覚えで、済みませんm(_ _)m゛゛゛。
と言うか、テストして得られた(仮)結論は、
結局初心者アシさんに解説して頂いた内容と一致しているのだろうか(のの:)(大汗)?!
 ただ、別に紫外線が絡んでいなくても、
レンズに依っては単に青の軸上色収差が取りきれていないだけと考えても、
そんなに辻褄は狂わないので、どうなんだろうなーと思います。
まあレンズ設計時に、近紫外線領域まで軸上色収差補整がなされていれば、
パープルフリンジは決して発生しなくなるみたいなんですけれどもね──。

 そうそう、パープルフリンジは、
周辺部でも点光源の周辺に均等に出る場合(ニコンの70−200VRの70ミリ)と、
外内どちらかに寄っている場合(EF28−70F2.8の70ミリだと外側に出る)の両方ある様です。
ピントのずれた位置で結像した画面が、
ピント面と同じサイズに結像している場合と、
違うサイズに結像した場合に別れるということかと、
個人的には解釈しております。
 後者の場合には、倍率の色収差と勘違いされ易いですよね。
絞ると消えるので、実は検証は楽なんですが。


タイトルRe: パープルフリンジは軸上色収差が絡んでいるのは間違いなさそうかと──
記事No: 16673
投稿日: 2005/06/30(Thu) 23:22
投稿者夜景専門

--> 香織淳士 さん

>  近紫外線カット用のL41フィルターのパープルフリンジに対する効果を写した、
> ホームページへのリンクもあったんですが、
> 誤差なのか明確な効果があると表現していいのかよく判らなかったんですが、
> ホームページの作者はもっと沢山比較になる写真を見ているんだろうと考えると、
> やっぱり近紫外線の影響なのかもしれませんね。

わたしは夜景を専門(言い過ぎですが)で撮影しています。
夜景撮影ではパープルフリンジは大きく問題になることがあり、近紫外カットのシート
フィルターは比較的ポピュラーに用いられることがあります。多くの写真を撮っている
と確実に近紫外カットフィルターによってパープルフリンジを軽減できると体感してお
ります。まぁ、夜景撮影ではフィルターはゴースト発生の大きな原因でもありますから
使い分けは難しいのですが…

前々から不思議に感じていたのですが、撮像素子は赤外領域に感度があるため赤外カッ
トフィルターが装着されていると耳にしておりますが、紫外カットフィルターは何故装
着されないのでしょう!? 装着されればパープルフリンジの問題は軽減されると思いま
す。特に自社でデジ一眼専用に撮像素子を作っているのですから、困難ではないと思う
のですが…。


タイトルRe: パープルフリンジは軸上色収差が絡んでいるのは間違いなさそうかと──
記事No: 16679
投稿日: 2005/07/01(Fri) 00:15
投稿者
URLhttp://www.geocities.jp/kaori_atusi/

--> 夜景専門 さん

> 前々から不思議に感じていたのですが、撮像素子は赤外領域に感度があるため赤外カッ
> トフィルターが装着されていると耳にしておりますが、紫外カットフィルターは何故装
> 着されないのでしょう!? 装着されればパープルフリンジの問題は軽減されると思いま
> す。特に自社でデジ一眼専用に撮像素子を作っているのですから、困難ではないと思う
> のですが…。

 どうも有り難うございます、
やっぱり紫外線が絡んでいること自体は間違いなかったのですね──。
 今回は夜景専門さんに早々のお書き込みを頂きましたが、
時々こういう気のきいた知識を下さる方が、
延々出てこられない場合もありまして──(T_T)〜。
多謝m(_ _)m。
 あっ、私が初心者アシさんの書込の内容を、きちんと覚えていれば良かったのかもかも(大汗)。

 ところで、デジカメ側に紫外線カットフィルターが標準で載っていない訳ですが、
多分レンズ側が既に波長別透過特性として、
紫外線を通さないものが多いことがあるんではないでしょうかね?
たまたまレンズの紫外線透過特性が『良く』(笑)、どうしてもカットしたい場合は、
割と普通にUVカットフィルターが流通しているということもあるのかも。
 とは言えデジカメが普及して、
現実にパープルフリンジの問題が頻繁に取り上げられる様になってくると、
軸上色収差を徹底的に排除して『結果として出なくする』か、
撮像素子の紫外線透過特性を改善するか、どちらかのアプローチが進んできたりは──、
するのかどうか、確かに予測は難しいですね(大汗)。
 ただレンズメーカーの方としては、
パープルフリンジ除去が『売り』に出来る機能ということになるのではないかと思います。
倍率の色収差問題と同様、掲示板上で頻繁に俎上に載せれば、
パープルフリンジ回避性能も、『性能』として認識される様になるのでは?

 そう言えば今頃思い出しましたが、SD9からSD10になる時に、
メーカーはパープルフリンジに対する耐性の向上を、謳い文句にしていましたね。
 そうか、ボディーメーカーも、やれば出来る問題だったんですね──(-_-:)。


タイトルUVフィルタじゃだめですか?
記事No: 16709
投稿日: 2005/07/01(Fri) 20:54
投稿者sakura1

ご回答ありがとうございます.

近紫外線とは何者ですか?
紫外線とは波長が違うんですよね...
UVフィルタで除去できないかと思いまして...


タイトルRe: UVフィルタじゃだめですか?
記事No: 16724
投稿日: 2005/07/02(Sat) 02:57
投稿者
URLhttp://www.geocities.jp/kaori_atusi/

--> sakura1 さん

> ご回答ありがとうございます.
>
> 近紫外線とは何者ですか?
> 紫外線とは波長が違うんですよね...
> UVフィルタで除去できないかと思いまして...

 L39でテストしたら、見事に何の効果もありませんでした(-_-:)。
L41(より可視光線に近い波長までカットするもの)だと、
もう少し効果があるそうです(見た写真だと、着色を2/3位カット?)。
 ただ、私の見た作例写真だとパープルフリンジの完全削除とも行かない様に見えて、
私個人としては『全て近紫外線が原因』と判断する為の材料としては、
少し弱く感じた次第です。
 尚、紫外線と言う言葉は、
『紫方向の波長の電磁波で、眼には見えない物(可視光線よりも短波長側)』という意味ですから、
近紫外線は紫外線の中に含まれます。
考えようによっては、
UVフィルタでカットし切れない様な、可視光線に近いバンドの紫外線の事を、
近紫外線と呼ぶと考えてもいいかもかも(苦笑)?

 まあ紫よりも波長の短い電磁波と言っても、
あんまり短くなるとX線とかガンマ線になっちゃいますけれどもね、
その辺はまあ、常識的なレベルでよく耳にされると思いますが‥‥。


タイトルRe: UVフィルタじゃだめですか?
記事No: 16726
投稿日: 2005/07/02(Sat) 07:04
投稿者初心者アシ

--> 香織淳士 さん

> UVフィルタでカットし切れない様な、可視光線に近いバンドの紫外線の事を、
> 近紫外線と呼ぶと考えてもいいかもかも(苦笑)?

 かなりいい加減だと思いますよ。赤外線に関しても680nm,700nm,720nmと可視光線の範囲が違う資料があります。元々が見える光の波長範囲は個人差が大きいから。大学の先生で新入生を調べてる人がいます。

 それと無限遠だけを撮る天体用は別にしてカメラ用ではちゃんとしたフイルターは作れないようですね。色素系フイルターは特性がブロードな上に波打つし、干渉系フイルターは斜めの光束に対応できないし。CCD/CMOSの遮断特性もいいかげんだし。


タイトルRe: UVフィルタじゃだめですか?
記事No: 16735
投稿日: 2005/07/02(Sat) 12:48
投稿者邪鬼

--> 香織淳士 さん

>  L39でテストしたら、見事に何の効果もありませんでした(-_-:)。
> L41(より可視光線に近い波長までカットするもの)だと、
> もう少し効果があるそうです(見た写真だと、着色を2/3位カット?)。

 天体撮影好きの知人からの伝聞情報ということを前置きさせてください。

 パープルフリンジは天体撮影でも深刻な問題だそうです。フィルターではどうしても
ある波長の光からシャープにカットするのは難しく、L41(410nm以下カット)ではなく思
い切ってSC46(460nm以下カット)を使うんだそうです。

 SC46の波長カット領域は可視光に踏み込んでいるため、フィルターには強くイエロー
が着色されていますが、デジタル一眼では十分ホワイトバランスで補正可能な量なんだ
とか。ただ近紫外線はほぼカットされるため、パープルフリンジは極小だそうです。

 夜景専門さんも書かれていますが、フィルターは天体撮影でもゴーストの観点から御
法度に近い存在ですので、実際この手法が使われるケースは少ないようです。また一般
撮影ではWBで補正するとはいえ、特に植物ではノンフィルターと色合いが揃えられな
いそうで常用手段とは言えないようです。

 ご参考まで…


タイトル結局、レンズの改善しか無いのね‥‥
記事No: 16742
投稿日: 2005/07/02(Sat) 19:11
投稿者
URLhttp://www.geocities.jp/kaori_atusi/

--> 邪鬼 さん

>  夜景専門さんも書かれていますが、フィルターは天体撮影でもゴーストの観点から御
> 法度に近い存在ですので、実際この手法が使われるケースは少ないようです。また一般
> 撮影ではWBで補正するとはいえ、特に植物ではノンフィルターと色合いが揃えられな
> いそうで常用手段とは言えないようです。
>
>  ご参考まで…

 初心者アシさん、邪鬼さん有り難うございます。
ウウームこれはやっぱり、レンズの特性を改善して貰うしか無さそうですね──(-_-:)。
まあ光量を本の少しでも有効に使いたい天体撮影は別として、
日常の撮影では絞り込んだ方が早い様ですが‥‥。
でも、それだと写真の表現の幅か限られてしまいますもんね。
 最近のレンズは開放からコマ収差も少ないレンズが多いので、
パープルフリンジ対策(事実上軸状色収差対策?)も、進んで欲しいですね〜。
さあみんな!自分のフィールドの掲示板で、
メーカーに対する要望として取り上げまくるんだ(>_<)(笑)!!
 冗談抜きで、お蔭で倍率の色収差は各社とも改善方向ですが──。


タイトルRe: 結局、レンズの改善しか無いのね‥‥
記事No: 16749
投稿日: 2005/07/03(Sun) 10:34
投稿者スターマイン

--> 香織淳士 さん

> ウウームこれはやっぱり、レンズの特性を改善して貰うしか無さそうですね──(-_-:)。

 わたしも最近ちょっと気になることがあります。

 近年は「デジタル対応」という謳い文句でコーティングのみを変更したレンズが登場
しているのはご存知だと思います。まず何故コーティングの変更がデジタル対応になる
のかという疑問があります。この回答として一般にはデジタルでは撮像面の平坦度が高
く且つ反射率が高いため、レンズ面での二次反射によるフレア・ゴーストの発生の軽減
と説明されています。ただ本当にこれだけなのでしょうか…。

 通常コーティングはレンズ表面の反射を少なくしてフレアやゴーストの発生を軽減し
たり、カラーバランスを整えたり、光の増透効果を持たせるのが目的だろうと考えてい
ます。ただ、コーティングは増透とは逆の原理で特定の波長の光を減透させることも可
能です。実際ほとんどのレンズは甘いながらもコーティングによりを紫外線カットが行
われています。もしかしたら「デジタル対応」のコーティング変更の理由のひとつにパ
ープルフリンジへの対応(近紫外線カットの強化)が行われていないかどうかに興味を持
ちました。

 実際どぉなんでしょうねぇ。(パワーバランスが同じという意味で)光学系に変更のな
い従来レンズと「デジタル対応」レンズでのパープルフリンジの出方ってどうなんでし
ょう!? もし両方をお持ちの方がいらっしゃればご教授して頂けると嬉しいのですが…