--> 大二郎 さん
> プリンターについては興味深く読ましてもらっています。まだ不安があり、PM770cとPM2000cで写真は外部依頼の状況です。今年からあまりにも綺麗だったので、フォトコンテストと言う雑誌を購入しています。見るたびに疑問に思うのですが雑誌の作品はどのようにして印刷されているのでしょうか。素人の常識として製版で行うと言うことと、インクは顔料インク使用程度しかわかりません。製版も言葉だけで実際見たこともありません。
> 最近の顔料使用のプリンターで雑誌の写真程度に出来るものでしょうか?物を聞くのは一時の恥ということで質問させていただきます。
印刷ですが、写真原稿(フィルムあるいはプリント)を高精度スキャナによって、YMC(イエロー、マゼンタ、シアン)に色分解します。YMCが重なった部分は理論的には、ブラックになリますが、インクの化学反応により完全な黒になりません。そこで、YMCが重なった部分を演算し、その部分を除去(UCR:アンダーカラーリダクション、下色除去)し、そこにブラックを印刷します。 また、YMCKでの階調再現ですが、一般的には、網点の面積率で再現します。網点の形状は、大きく分けて、スクエアドットスクリーンとチェーンドットスクリーンがあります。カメラ雑誌によって、前者である場合と後者である場合があり、後者は、前者に比べ、ノイジーな仕上がりになる反面、階調再現性がよくなりますが、ぼくの好みは前者です。フォトコンテストとアサヒカメラに掲載されているマミヤの広告写真などで見比べると、その差がわかります。
さて、最新のインクジェットプリンタでは印刷よりもレベルは上です。画質がいいか悪いかを人間が判断する場合、光沢があるかないかが重要な判断材料になります。人間は、形→光沢→形→色→階調→解像性の順で画像を評価します。(大日本印刷の学会発表より)。 印刷は光沢があるインクジェットプリンタに負けてしまいます。なお、インクジェットプリンタの人間に対する画質は、顔料インクよりも染料インクのほうが優れています。 最近のインクジェットプリンタは、ラボで使われている富士のフロンティアと同等あるいは、それ以上の画質があります。 富士のフロンティアなどの場合、上下左右6mm程度がけられてしまいますので、あらかじめけられる部分を余分に白紙状態で画像データに追加する必要がありますが、インクジェットプリンタでは、縁なしにしなければ、けられませんし、縁なしでも、けられる部分は少ないです。