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EOS Digitalレポート[特別編] KISS X2で超小型ストロボRD2000を使ってみた

 

■ストロボ専業メーカーのサンパックから、シュー格納式の超小型ストロボRD2000が発売された。前々からキスデジ用に小型のストロボが欲しいと思っていたので、早速入手し、EOS KISS X2 でこの超コンパクトストロボ RD2000を使ってみた。

管理人が、このRD2000に注目したのは単に小さいからだけではない。小型のストロボなら、キヤノン純正の220EXがある。ところが管理人は実際220EXを所有していたが、ほとんど使うことは無かった。

それは、220EXでは「バウンス撮影」ができないから。

しかし、画像のようにRD2000は小型ながら水平から上90°まで、無段階で角度を付けられる(クリック固定される場所は5段階あるが、どの角度でも静止させることは可能である)のだ。

バウンス撮影のメリットは皆様に説明するまでもなく、撮影画像は後ほどサンプルを見ていただくとして、RD2000の動きをサイドから見ていただこう。




左の状態が、発光部を正面に向けた状態。カメラに装着したまでも小型のカメラバックに十分収納できる。万一の場合(落下とか)を考えるとオススメはしないが、常時付けっぱなしでも邪魔にならないコンパクトさは魅力大。

右の状態が、90°バウンスさせた状態。欲を言えば120°位まで倒れて、背後の壁も利用したバウンス撮影ができれば言うこと無しなのだが、超コンパクト構造ということで、これは無い物ねだりだろう。




右に並んでいるキヤノン純正の550EXと比較すればRD2000のコンパクトさがわかりやすい、というか、キスデジには550EXが大きすぎ?

管理人は550EXを2台使用しており、右の画像はもう1台の550EXを使って撮影したもの(当然バウンス撮影)

余談であるが、キヤノンからは580EXIIが発売されており、既に2世代前の機種。買い換えたい気持ちもあるのだが、管理人の使い方では550EXで特に不満はないのと、かなり酷使しても全然壊れない!ので使い続けている。

もちろんどうしても大光量が必要な場面では550EXを選ぶけれど、ちょっとした小物撮りや、お出かけのお供にはRD2000が活躍してくれそう。

(注)RD2000のスタンドは、550EXのものを使用しています。RD2000には付属しませんのでご注意下さい。





背面には操作ボタンが並んでいる。550EXには大型の液晶が備えられており、基本的にはこの液晶画面とボタンの組み合わせで機能を呼び出して調整する。慣れればたいしたことは無いんだろうけど、撮影現場でササっと調整するにはある程度修行が必要だろう。

それだけに機能も豊富で2台の550EX(もちろん580EXIIも)があれば即ワイヤレス多灯システムができてしまう。もちろんお値段もそれなりにするのは言うまでもない。

それに比べて、RD2000の操作は3つのボタンだけと非常にシンプル(従って、価格も安いのである)。頻繁に使うのは中央のEV補正ボタンだろう。特に管理人は基本的にカメラはマニュアル固定で、ストロボ側で調光する場合が多いので、操作に迷いようがない。

ちなみにボタンの上ににあるのはEV補正ランプで赤く点灯する。ステップは5段階(-1、-0.5、0、+0.5、+1)液晶はないが、直感的に分かりやすい。





もちろん5○0Xなんかと比べればガイドナンバーは半分以下の20だし、機能も限られてくる(*キヤノン独自の自動調光補正E-TTLIIには対応している)が、この製品のコンセプトは(多分)徹底してコンパクトさにこだわっているという点だと思う。下の画像のように使わないときはシューを本体内部に完全に収納できるのだ。これならYシャツの胸ポケットにも入ると思う。具体的には大きさ(高さ×幅×奥行):約43.5x60x88mm質量(重さ):約170g(電池別)で使用電池は単3×2本である。



         
シューの部分を ぐるっと回転させれば 本体に完全収納





では実際に撮影した画像をご覧いただこう。ストロボの使い方は人によって全然違うと思うが、管理人の場合はマニュアルモードにして試し撮りした後、デジカメの液晶画面でヒストグラムと拡大画像を確認しながらストロボの本体のEV補正。必要であればカメラ側のマニュアル値をいじるという、"試行錯誤撮影法"である。一発で適正露出を決めなければならない、という緊迫したシチュエーションであれば別であるが、アマチュアである管理人にとっては、頭を使わない?この方法で十分である。

今回は小物の物撮りということで、レンズはEf-S60mm F2.8 マクロUSMを使用。被写体からの距離は約1mで三脚使用ある。部屋の天井はもちろん白で、室内灯は天井に円形蛍光灯が大1、中2の3灯である。

X2本体の設定は前述のようにマニュアルで、絞りがF4、シャッタースピードが1/30秒、ISO200ですべて撮影。
 

 
EOS Kiss X2 +SUNPAK RD2000
はじめは、X2の内蔵ストロボで撮影してみた。被写体はホーロー製密封瓶で、実際にお砂糖と塩入れて使っているもの。ですから金属部はサビっちゃってるし、汚れも付いてますがご勘弁を。

ちなみにX2の内蔵ストロボのガイドナンバーは13であるが、常に被写体正面に光が当たるので、プラス補正するとホーロー表面や金属部分が白トビしてしまうため、背景まで光を回せない、というか画的にあんまり美しくない。
次に、X2にRD2000を装着して、発光部を被写体正面に向けて撮影。

RD2000も内蔵ストロボとほぼ同様である。若干画が柔らかくなった感じがするものの、積極的にこの画像をそのままwebに載せようとは思わない。
最後にRD2000の発光部を天井に向け、バウンス発光させたもの。EV補正は+1で、背景にも光が回り込んでいるが、気になる表面のテカリもなく、"使える"画像になった。

もちろん、本格的なライティングとはほど遠いが、上の写真と比べれば印象は全く違うと思う。

また、表面の白トビが無いためレタッチで追い込めば、さらに綺麗な画像になる可能性がある。



人物撮影も、バストアップくらいであれば"ストロボ直焚き"よりもはるかに綺麗な画が撮れるはずだ。というか、デジタル一眼レフ持ってるんだったら、特に女性を直焚きで撮ってはダメダメである(意図的に顔を白く飛ばしたい場合は別?)

ただ、全身撮影となるとさすがに光量が不足する。ISOを上げたり、マニュアル値を調整して地明かりを上手く使うなどの工夫が必要だろう。若干画が固くなっても良ければ、バウンスさせた発光部に白い紙(結婚式であれば、白い座席表とか)をかざしてやる手もあるが、アシスタント無し+手持ちでは難しいだろう。そんな時には、大光量のストロボを使おう。

RD2000は、決して万能なストロボでは無いが、そのコンセプトは正解だと思う。価格もリーズナブルでキスデジのみならず、中級〜上級機のユーザーにも、携帯できるのサブのストロボとしてオススメである。



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