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EOS 40D のAFとMFをテストする

 40Dを購入して2週間余り。Kissデジタルからの移行(X,Nの2台はそのまま併用はします)なので,ある意味純粋に40Dの高機能なところが見えるのかもしれませんが,管理人の個人的な結論としては

40Dはデザイン・質感良し,機能良し,画像良し,おまけに謙さん渋くて格好良し(笑)・・・ということで


13万でこの機能のデジタル一眼レフは超お買い得!


ということです。

Nikonさんの,もの凄いスペックの新製品が気にならないと言えば嘘になりますが,5D系の後継機がさらにウルトラ凄いスペックで発表されることを期待して?40Dのオーナーさんは楽しく撮影にいそしみましょう。


ここで40DのAF・MF機能に関して具体的なインプレを少し。




実は,管理人が最も気になっていたのが40DのAF・MF機能です。40Dという中級機を晴れて手にしたのですから、EF85mm F1.2L のような大口径レンズもガンガン使っていきたいと。

 しかしながら、前回のレポート使用の EF200mmF1.8Lにしても、このEF85mm F1.2L にしても開放撮影時のピント面の薄さは尋常ではありません。

 風景撮影より、どちらかと言えば花とか小物なんかを撮影したりする頻度が多い管理人にとって、「フォーカシングスクリーン交換可+ライブビュー可」という40Dはそれだけで魅力的な機種。

スクリーンも,本体購入と同時にゲットしたフォーカシングスクリーンEf-S に早速交換。いろいろな条件で40DのAF・MFを検証してみました。



40D AFの検証

 前回のレポートでは,40DにEF200mm F1.8Lを装着して撮影した画像を公開しましたが,このレンズ以外に現在まで

EF50mm F1.4 USM  EF85mm F1.2L USM  EF135mm F2.0L USM

など装着して撮影しています。いずれのレンズでも40DのAFは非常に優秀で,所謂「レンズとの相性による個体差」は感じられません。もちろん管理人所有のレンズとの相性ですので,ご注意下さい。

画像は40DにEF85mm F1.2L USMを装着し,開放絞り,AFフレーム中央1点で撮影したもの。ファインダー上のAFフレーム内に斜めに配した中央のビール缶(ってまたビール)の小さな文字『aroma』を収めてシャッターを押したもの。勿論きちんとピントがきています。
ただ,特にマクロなんかではAFポイントが何点あってもポイント以外にピント面を持ってきたいことが多々あります。よって,40DのMFが"使える"ものであれば管理人にとっては非常に嬉しいわけです。
40D+EF85mm F1.2L USM開放 AFフレーム中央1点




40D MF 検証 フォーカシングスクリーンEf-A編  】

 続いて,40Dに標準で載っているフォーカシングスクリーンEf-A でマニュアルフォーカスを試してみました。

 40Dの標準スクリーンについては,管理人のお気に入りサイトの一つであり,そのスジでは有名サイトであろう「カワセミ日記」の管理人さんの日記(2007.9.10.)にも記載されているように,とてもクリアで見やすいものだと思う[ 無断リンクすみませんm(_ _)m ]

 ただ,個体差なのか何なのか,管理人の40Dの標準スクリーンでは,何度試してもかなりの確立で前ピンになってしまいます。おそらく管理人の修行不足だと思われますが,他にも原因があるのかもしれません。

*もちろん画像はいずれも撮影された画像であり,ファインダー像の画像ではありません,あーヤヤコシイ。
40D+EF85mm F1.2L USM開放 MFフレーム中央1点 Ef-A編 



40D MF 検証 フォーカシングスクリーンEf-S編  】

 正直言って,40Dの標準スクリーンでMFがビシバシ決まっていたら,スクリーン交換なんて一生やらなかったと思う。

なぜって,箱を開けると小さなひげそりの柄みたいな怪しげな工具 が入ってるわ,使用説明書には「指紋や汚れが付くと,ふき取ることは大変困難だ」みたいな脅し文句が書いてあるわ・・・こりゃ手先が不器用な管理人には荷が重すぎかな,って思った。

 でも,MFビシバシ決めたい管理人は意を決して交換作業に入ったのであった。で,やってみると「ポチ,サクッ,サクッ,ポチ」という擬音も大袈裟なくらい一瞬で交換作業完了。C.Fn IV -5を0から2に変更して早速撮影開始。

で,ぱっと見のスクリーン像全体の見え方ですが,管理人の目が節穴のため,これが全然違いがわからない(笑)

ところが実際MFで撮影し,出来上がりの画像を見てみるとほぼ100%ジャスピン!何事も結果オーライ,変えて良かったEf-S!

*このスクリーン,「開放F値が2.8よりも明るいレンズを使用した時、ピントの山をより鮮明につかむことができ〜」とあるのでご注意下さい。
40D+EF85mm F1.2L USM開放 MFフレーム中央1点 Ef-S編 




40D MF 検証 ライブビュー編 】

 最後に,いよいよライブビュー撮影の検証である。普通のコンデジを使われている方なら,普通のデジタル一眼レフでは,「今からまさに撮影しようとする映像が"撮影前に"液晶モニタにリアルタイムで表示されない」ということの方が不思議だと思います。

しかし,デジタル一眼レフは光学的な構造上,ミラーが・・・なんちゃらかんちゃらで,とにかく難しいのであった。

で,その困難が克服され,各社ライブビュー搭載のデジタル一眼レフを登場させたというわけです,多分。

難しいこと考えたせいか,液晶画面の撮影がやや投げやりになり,鮮明さに欠けた画像ではありますが,実画像はMF撮影に必要十分であることは保証できます。画像のレスポンスも良く,"現場で使える"機能だと思う。

ただ,40Dを初めはカーボン製の中級?三脚で撮影していたところ,×10のライブビュー画像が〜揺れる〜揺れる。慌ててハスキー嬢に登場いただきました。

数千万画素になると,モニタでの等倍ではしっかりとした三脚使用でないと手振れの影響が深刻になると言われるのも,なるほど肯けます。
40D+EF85mm F1.2L USM開放 ライブビュー液晶画面 ×1
40D+EF85mm F1.2L USM開放 ライブビュー液晶画面 ×5 40D+EF85mm F1.2L USM開放 ライブビュー液晶画面 ×10
 
  実際に40Dのライブビュー機能で撮影した画像です。こちらはEf-Sのほぼ100%ジャスピンを上回る「間違いなく100%ジャスピン」です。というか,キチンと撮影すればはずしようがありません。

ただし,前記のように三脚,それもしっかりした重めのものを用意しないと,×10画像で船酔い状態になること請け合いです。また,撮影台や床がしっかりしていないとぶれる,ということを再確認させられました。

素人がそこまで考える必要は無いのかもしれませんが,カメラ以外の機材の重要性を考える良い機会になったような気がします。

手持ちマクロでライブビューは使う必然性がない,というかモニタ見ながら手持ちではブレブレで使えないので,Ef-Sのお世話になると思います。

ただ,40Dの液晶は視野角が非常に広く,カメラを両手を伸ばした状態で頭上にほぼ垂直に持ち上げても充分構図が確認できます。脚立が無いときの非常用として,人によっては重宝することでしょう。

40Dのライブビュー,繰り返しになりますが"現場で使える"機能です。
40D+EF85mm F1.2L USM開放 MFフレーム中央1点 LB編


お ま け



 40Dのレリーズ後の振動について,このサイトのBBSの書き込みを含め,あちこちで取りざたされている(いた?)が,管理人が鈍いせいなのか,「ブーン」なる音はおろか,ボディの振動すら全く関知できません。画像は,MP3プレイヤーを40Dの背面に直接押しつけ,ボイスレコーダー機能でシャッター音,というか振動を拾ったモノです。シャッターの大きな振動の少し前にある小さなピークが「ピッ」という合焦音の振動?ですから,レリーズ後に振動は皆無であることがお分かりいただけると思います。

もちろん個体差があるでしょうから,他の40Dも調べたいところですが,さすがにショップの展示品にMP3プレーヤー押しつける勇気はありません。ちなみに画像の波形解析ソフトはAudacity (フリーソフト)を使わせていただきました。ボイスレコーダーは何でもイイと思うので,お時間のある方は,振動の波形をBBSにアップしていただければありがたいです。



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