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■EF24mm F1.4L USM vs EF17-40 F4L USM

〜単焦点レンズ神話を検証する[その1] 〜


このサイトに来られる方の中には、所謂「単焦点大口径Lレンズ」をセットでお持ちの方も多いと思う。その定義は明確ではないが一般的に24mmF1.4L/35mmF1.4L/50mmF1.0L/85mmF1.2L/135mmF2.0L/200mmF1.8Lの6本を指すものと管理人は勝手に解釈している(管理人は24mm/85mm/135mm/200mmのみを所有である)いずれもF2.0以下の明るさを誇り、長玉なレンズほどではないにせよそれなりのお値段の贅沢な造りのレンズなんである。採算が合わないという理由があるのかもしれないがリニューアルされる可能性は低いとされており、実際カタログからも徐々に消えつつあるのが実情である。

しかし、デジタル一眼隆盛以前に発売されたレンズであるにもかかわらず、その描写性能については 「CanonEos10D徹底使いこなし本」を読まれた方ならおわかりのように、デジタル時代に於いても非常に高い描写性能を誇るとされているようだ。まさに「D-SLR単焦点神話」といっても過言ではない。しかしデジタル対応を謳う最新のズームレンズと比べてもその神話は生きているのであろうか・・・

なーんてカッチョイイ書き出しであるが、いつものようにやっつけレポートであり、厳密な比較ではないことをキッパリとお断りしておこう。

まずは両レンズの見た目レポートである。レンズ単体を眺めたり磨いたりする趣味も否定はしないが、やはりレンズはカメラに装着した時のバランスが大事なんである。


10D(グリップ付き)+EF24mmF1.4L


10D(グリップ付き)+EF17-40mmF4.0L


1D+EF24mmF1.4L


1D+EF17-40mmF4.0L

さすがに単焦点とはいえF1.4の大口径、それなりの大きさであるのがお分かりであろう。24mmは最大径x長さ(mm)x(mm) 83.5 X 77.4 質 量(g) 550 、対して17-40mmは最大径x長さ(mm)x(mm) 83.5 x 96.8 質 量(g) 475 である。比べてみるとやけに17-40mmが"か細く"見えてしまう。10D系では特に24mmではグリップを付けた方が安定するし見た目も良い。個人的には1D+EF24mmF1.4Lが見た目渋くて好みではある。

で、肝心のレンズの描写である。勿論最小F値が3段も違うレンズであるからまともに比べるのが間違いだという意見もあろう。24mmF1.4Lの存在意義というか魅力の一つは誰が何といおうと大口径を生かした柔らかなボケにある。いくら解像度が高くても24mmF4だったらkissデジタルレンズセットが楽勝で買えてしまうレンズなんか誰も買わないんである。それを踏まえた上で管理人が興味があるのは最新のデジタル対応のレンズ(と謳っている)17-40mmに対して、1997年発売の24mmF1.4Lが、F4以上に絞った場合に解像度において果たして値段に見合うアドバンテージがあるのかどうかの1点のみっ!

では実際に比較画像をご覧いただきたい。


【比較画像その1】


10D+EF24mmF1.4L(F4/クリックでオリジナル画像へ)


左画像の中央部トリミングのみノーレタッチ


10D+EF17-40mmF4(F4/クリックでオリジナル画像へ)


左画像の中央部トリミングのみノーレタッチ


3段絞ったレンズと開放絞りのレンズの解像度を比較するのは間違いなのかもしれない。しかし銀塩写真においては比較的差の出にくいとされる中央部においても、デジタルにおいてはトリミング画像をご覧になればお分かりのように24mm単焦点の解像度におけるアドバンテージは明らかである。
【比較画像その2】


10D+EF24mmF1.4L(F5.6/クリックでオリジナル画像へ)



左画像の左下部トリミング
のみノーレタッチ



10D+EF17-40mmF4(F5.6/クリックでオリジナル画像へ)



左画像の左下部トリミング
のみノーレタッチ




F5.6でも比較してみた。EF17-40mmもさすがに開放では24mmと比較すれば若干画面全体に薄い靄がかかったような印象があったが(注:あくまでモニター上/等倍での感想)幾分はスッキリした感じである。しかし中央部の解像度はやはりEF24mmの方が勝っている。これが単焦点Lレンズの威力なのか!

しかし左下部トリミングをご覧いただきたい。EF17-40mmの解像度はEf24mmのそれと同等か、やや上回っているように管理人には見えるのである。これはEF17-40mmが画面全体において均質な解像度を示しているということだろう。少ないサンプルで結論を出すのは早計であると重々承知しているが、やはりデジタルを意識した設計のEF17-40mmはズームレンズでありながら、少なくとも周縁部の画質劣化が非常に小さいという点において古い(とはいっても1997年発売である)EF24mmに対してアドバンテージを持つと管理人は思うのである。例えば風景写真で隅々までシャープに写したいなんて時に威力を発揮するわけである。とはいえ、EF24mmは開放のボケの柔らかさや中央部の解像度の高さでその存在意義を見せつけてくれるのである。

ということで、管理人の結論は

両方ゲットせよ!

ということであるって、勝手なこというんじゃぁないよ管理人は



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