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■EOS 20D vs. 1D MarkII

〜比べてみました、この2機種〜


前回のEOS 20Dファーストインプレの最後に書いたが、この20D vs.1D MarkIIは画質を含むトータル性能で優劣をつけるというよりも、あくまで管理人がどう使い分けていくかの方向性を見出すレポートなんでそこんとこはご理解いただきたい。



画像でお分かりのようにこの2機種、大きさも全然違うが重さがEOS-1D Mark II:1555g(電池含む)に対して20D:800g(電池含む)と、20Dが約半分である。

また20Dとセット購入したEF-S17-85mm F4-5.6 IS USM もEF-Sレンズということでこのセットで軽量化のご利益は更に大きくなる。ズームレンジに関しても17mm×1.6=27.2mmは超広角とはお世辞にも言えない画角だが通常撮影には必要充分である。また85mm×1.6=136mmと使いでのある中望遠までをカバーしており、後述する高感度撮影のノイズレスと手ぶれ補正のご利益は大きく、購入以来ほとんど付けっぱなしである。


極端な比較かもしれないが、管理人の手持ちのレンズで20D+EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMと同等(正確には広角寄り)になるように1D Mark IIにレンズを組み合わせると、EF17-40mm F4L USM、EF28-70mm F2.8L USM、EF85mm F1.2L USM の3本となる。また当然ながらMark IIにはスピードライトは搭載されていないので550EXを含めて、その重さの合計値は4,410gである。これは20D+EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMの重さ1,275gの約3.5倍。画像で比較すると↓みたいな感じである。





無論スピードライトのGNも違うし、レンズの開放F値も違う。こんな比較は意味がない!とか85mmF1.2Lは反則じゃないか、など色々ご意見もあろう。でも管理人が気軽なスナップ撮影でどちらのセットを持ち出すかといえば・・・答えは明白なんである。


約3年前に初代EOS-1Dを購入して以来管理人にはある悩みがあった。それは1D系からD30→10Dの所謂中堅デジ一眼に持ち替えてシャッターを切ったときの物足りなさである。これは管理人の力量の無さが一番の原因であろう。レリーズタイムラグが大きければ、予めそれを見越してシャッターを押せば良いし、連写性能が低ければ確実にベストショットを切り取るスキルを身に付けるべきであろう。しかしカメラが管理人のスキルの無さを補ってくれるのであれば、それはありがたい話である。

結論から言おう。MarkIIから20Dに持ち替えたときの物足りなさ、というか一種の違和感は驚くほど小さい。それはレリーズタイムラグ90ms→65ms、連写速度3コマ/s→5コマ/s(いずれも10D比)という数字以上のものが確かにあると感じる。



それでは、管理人にMarkIIは不要なのか?残念ながらそういうわけにはいかないようだ。撮影時のフィーリングの差は確かに縮まったし、吐き出す画も(画角の問題は別にして)価格ほどの大きな差は見い出せない。しかし例えば防塵・防滴性能であるとか、めったなことでは壊れない頑強なボディであるとか、持ったときの気合の入り方(笑)であるとか、うまく言えないがフラッグシップ機にはそれなりの安心感と存在感が厳としてある。それは1D系を手にした者は誰しも直感的に感じるものであろう。また、大口径レンズを装着したときのバランスも1D系が勝っていることは疑いようが無い。



だがしかし、技術の進歩とは恐ろしいものである。高ISO撮影では1D-MarkIIでもかなりノイズレスだと感じたが、20Dは更にノイズレス。ISO800はもはや常用域だと言える。暗所でのAF性能も明らかに向上しており、どのようなシチュエーションでも妥協の無い画像を得ることができるカメラ、というのは言いすぎであろうか?次表の画像のリンク先は、画像中央部のオリジナル画像にリンクしている。画質を考えれば、20Dの方が1段分以上シャッタースピードを稼げることがお分かりであろう。


EOS 20D
EOS-1D MarkII

ISO200

ISO200

ISO400

ISO400

ISO800

ISO800

ISO1600

ISO1600
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